マルチリンガル社長の日々
不尽千言万语

台湾を訪れる人なら、一度は行きたいと思う、郷愁漂うレトロな町、九份。 2001年に大ヒットを記録した『千と千尋の神隠し』のモデルとも言われているが、そのはるか前に、昨日ご紹介したホウ・シャオシェン監督の、代表作の一つ、『悲情城市』の舞台としても知られる。もちろん、例の台湾政府観光局CMのロケ地ではあったし、その後も、出張で幾度となくお偉いさんのアテンドで訪ねている。今回は久しぶりに、それも娘を連れて、となると意外にも新鮮な気持ちになった。 行きのバスは、なぜか運転士さんがハイテンションで、

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台北の街をぶらぶら歩いていると、懐かしいものを早速見つけた。 このロゴ、まだ使ってたんだ！？台湾には以前十数回、様々な案件で出張していたが、一番最初に来たのは、忘れもしない今から13年前、渡辺満理奈さんとCMの撮影でロングステイしていた時のことだ。 Touch Your Heartというキャッチコピー含めて、キービジュアルなど数々のクリエーティブは、まさに当時私たちのチームが開発したものだった。 今でこそ台湾は、日本人海外旅行先の人気ランキングで圧倒的な1位になったけど、当時クライアントで

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いくつか手がけている案件の現地市場視察が重なって、台湾へ飛ぶことになった。 キャリアは今回、キャセイパシフィック航空。 キャセイは、シンガポール航空と並んで、アジアのエアラインの中で最も好きなブランド。 昔コミュニケーションを担当していたせいもあるのか、愛着が湧いていて度々利用している。 よく考えたらCIの、この赤と緑を組合せたコーディネートも何とも大胆で、アジアっぽいといえばぽいけど、ダサくならなかったのはさすがイギリス人のセンスが入っているから？（笑） なぜか知り合いの社長さんたちに、

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昨夜の酔いが冷めたからいうのもなんだが、誘われてホイホイ出かけてきたのは、ただ夏の疲れを取りたかったわけじゃない。もちろん、熱海の温泉旅館というインバウンド最前線の現場を、この目で確かめたいという目的もあった。 そうした観点から、朝食後にでも改めて見てみることにしよう。 って朝からなかなか足並みがそろわない。よほど寝心地がいいのか、二歳児は広々とした畳を360度回転しながらいつまでも爆睡。食器を下げに何度も来た仲居さんたちがあきれて退散するほど、一向に起きない。 ようやく支度が出来てやって

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は～い、到着～♪ 約一か月前のある日、突然懐かしい名前でLINEに着信があった。 数年前に勤めていた広告代理店で同僚だった友人からだ。 英語も使いこなす、きりりとしたスーツの似合う彼女が、なんと、ご実家である熱海の旅館に戻って、今は若女将をしているというじゃないか！ 若女将ってなんだか素敵な響き！ しかも、さっそくネットで調べたら、自家温泉かけ流しで、花火も見える宿で知られる、創業120年の老舗だというから、ますますイメージが膨らむ一方だ→http://shinkadoya.jp/ 友達か

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