マルチリンガル社長の日々
不尽千言万语

前から、というか、出産・育児なんて、まだ遠い未来の出来事に思えたずいぶん昔から、自分にもし子供ができたら、外国語教育をどうしよう、って先に考えて悩ましく思っていた。

そもそも幼児期に言語を学ばせるということは、それだけでは終わらない、言葉の奥底に潜む文化や思考パターンも、当然、刷り込むことになるから、それにどっぷり浸からせることによって、無意識に日本的なものを遠ざけてしまうのか、あるいは最初は嗜む程度にして、日本人としてのベース（＝アイデンティティ）をしっかり作り上げてからにするのか、その判断はまさに親の意思によって下されるところで、重大な責任の伴う選択にも思えた。

そして、その悩みが今や現実のものに・・・

娘が生まれてからも、周りで国際結婚していたり、母国以外で暮らす家庭の友人・知人だったり、二つ以上の言語やカルチャーに日常的に関わる人たちに、幾度となく意見を聞いてきた。

いろんな考え方がある中、正解のわからないまま、あっという間にこの春、3歳の誕生日を迎えてしまいました。

迷った挙句、ついに4月から、インターナショナルプリスクールに入学することに、決めたのです。

先生たちは、イギリスはじめ、ブラジル、カナダ、フィリピンと国籍は様々で、お友達も外国人の子だけでなく、帰国子女やハーフと実にバラエティに富んでいる。

それにしても、本人はまるで何の違和感もなかった様子で、オールイングリッシュの世界にすんなり突入。

1年間通い続けた前の保育園でも、嫌だ嫌だー。、たくな～い、としょっちゅう登園拒否を起こしていたのに、新しい学校には駄々をこねること一度もなく、毎日入口に立つと勝手に一人でルンルンと中へ消えていく。

おなかにいるときからいろんなDVD教材やディズニー映画で英語のシャワーを浴びせてきた甲斐があったというべきなのか、3歳児なりに、すでに会う合わないの環境適性があるということなのか・・・

とにかく、日々学校で作ったアートやクラフトを持ち帰ってきては習ったお歌や単語を聞かせてくれて楽しそうだ。

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