マルチリンガル社長の日々
不尽千言万语

自営業していると、復帰も何もないんですが。

そういえば、分娩台の上こそさすがに無理でしたが、その前の陣痛室では、ベッドに横たわりながら一つ翻訳作業の納品の手配をしてました。

退院直後もなぜかたまたま依頼が殺到し、慣れないおむつ、おっぱいの合間になんとかこなしていましたが、公の場っていうんですか（笑）人前に出てしゃべるお仕事は今日が産後第一弾！

代理店時代のクライアントからご指名頂き、中国から来る美容業界のお客様４０人を出迎えての講習会で、通訳兼MCを務めました。

場所がまた偶然にも通い慣れた汐留のシティセンターで、懐かしい感じ。

皆さん実に、北は内モンゴル、北京、黒竜江省、吉林省、河北省、湖北省、南は広東省、広西省、福建省、海南島などと全国各地から集まり、ご当地で最も成功している、高級ヘアサロンの経営者やスタイリストやデザイナーたち（職業柄もちろん、何よりおしゃれに気を遣う、ファッショニスタ！？）

ここだけの話ですが（笑）事前のブリーフィングでは、エリート意識の非常に強い、いろんな意味で手ごわい御一行様、な～んて情報もありました。

しかし、いざ始まって見ると、皆さんとてもお行儀よく、スマートだと講師の伊東先生も感心していた。実際、知識やテクニックなんかでは両国の差が年々縮まっているらしく、セミナー中もテクニカルタームで意思の疎通が図れないことはほとんどなかった。

ちなみに伊東太先生は、ヴィダルサスーンの正式認可を受けて日本のスタイリストに教えており、TVなどマスメディアに頻繁に露出している大活躍中のカリスマ美容師！香港やマレーシアなどのアジア諸国にも招かれて講演を重ねておられるとても偉い方なのだ。

それなのに、全く気取ることなくナチュラルに教える真摯で謙虚な姿が、生徒さんたちにもたいへん好感を呼び、講習会は大成功！

「スタイリストたる者は、誰しも常に創造性豊かな、斬新なスタイルにチャレンジしたいもの、しかし、そこにお客さんがいるかどうかはまた別」

という深いお言葉に、満場一致で拍手が起きるほど、皆さんプロとしての志と、ビジネスマンとしての使命、その間で揺れるジレンマも垣間見れたような・・・どこの世界も一緒かもね。

それにしても、およそ十カ月ぶりにハイヒールを履いたら、歩き方すら分からなくなっていて。ステージに3時間立ちっぱなしで足がパンパンに・・・

この日の様子が一部クライアントのオフィシャルサイトでも確認できます：
http://photo.weibo.com/2107845797/talbum/detail/photo_id/3436593501271250?from=profile&profilephoto=5&wvr=3.6#3436586979508703

※後日クライアントからも、期待以上に反響が良かったとのフィードバックが！

このような企画が今後も定期的に実施されることが決定したので、ジャパンデラックスツアー（？）と絡めていろんなプランを提案していこうと思っています！