グローバルブランド追跡調査

去年から、何かと関わってきたあるグローバル規模の調査案件に、また突如、作業が発生した。

エンドクライアントは、世界的なブランドである某カメラ屋さんで、きょうは、シンガポール拠点と電話会議。

品川駅の改札を出て、

品川駅.jpeg

港南口を通り、

港南口.jpeg

そのまま直結されているオフィスビルに、その本社があった。

インターシティ.jpeg

長年続いてきた、ブランドトラッキングスタディというもので、本来なら、マーケットシェア、好意度、購買意欲、ブランド価値と今までの項目を引き継いで粛々と推移を見ていくものなんだが、ここ近年スマホの普及による市場環境の変化に加え、消費者の意識が劇的に変わり、一筋縄ではいかない展開を見せている。

海外との電話会議には、SKYPEという一見便利なものがありながら、登場した⒑年近く前の当時からそのセキュリティが不安視されて、大手企業では使用禁止されているのが現状のようだ。

それならそうと、少なくともサウンドステーション(→http://www.chemin-libre.com/blog/2014/04/post-137.html)より少しはましなのがあってもよさそうだが、いまだ取って替わる画期的なマシーンがないらしく、今日もインターネットでパソコンをつないだだけの状態で音質の悪さはハンパなかった。

呼びかけた側でさえこんなにつらいコンディションなのだから、(もしかしたらイヤイヤ?)召集されて参加している人たちのことを思うと、なんだかかわいそうで・・・

ふと思い出したが、某D社でグローバル担当していた時代にも、クライアント本社と海外拠点、代理店本社と海外拠点の4者で頻繁に電話会議をしていたものだが、海外サイドのスタンスに常に疑問を持っていたし、腰の引けている拠点メンバーを巻き込むのが一苦労だった。

ある時クライアント側のグローバルチームがこっそり漏らした。

日本本社からリクエストされる電話会議は、ただでさえ内容が訳も分からず、コミットが薄い上に、言葉のサポートがなく、発言を求められても困るし、何より、音声が聴きづらくて、まさに三重苦なんだ、と彼らはいつもぼやいているのだそうだ。

なるほど、異国・異文化とのコミュニケーションとは、えてして一方的になりがちで、口でいうほどお互いリスペクトして簡単に分かり合えるものではない。

グローバル企業ならどこも抱えていて、そして永遠に抱え続ける現実だろうな。

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