マルチリンガル社長の日々
不尽千言万语

きょうは古巣の某D社で打ち合わせが立て続けに入り、とあるお偉いさんのご好意により、「上」でランチを取ることになった。久しぶりに47Fへ行ってみると、「ジパング」がいつの間にか「なだ万」に名前が変わっている！

気になって後で調べてみたらやはり、まさにこの7月1日にリニューアルしたてだったそうな。

赤坂エクセルホテル東急の最上階のジパングが好きで昔からよく通っていたが、なんと同じ系列だったのね。

そういえば、伝統と格式を感じさせる共通点がたくさんある。

ランチのビュッフェにはラタトゥユやトマトのピュレなど、特に女性受けしそうなメニューが、目も楽しませる小粋な器で用意されていて、味ももちろん、期待を裏切らない。

浜離宮を見下ろすこの景色は相も変わらず素晴らしかった。

勤めていた頃はたまにここでの食事は疲れをいやす、純粋にリラックスした幸せな時間だったが、震災後改めて眺めた大パノラマは、なぜかやや空虚に見えて少し複雑な気持ちになった。

そういえば、本来書き入れ時であるはずの12時台、店内にあまりお客がいなかったのも気になる。
ホテルや旅館、土産物屋など日本全国の観光施設に限らず、こうした飲食店にまで、不況の波が押し寄せ、一流であればある程、近頃もっぱら外国人観光客頼みになっていたという。それがこの震災でどこも閑古鳥が鳴いているのはご承知のとおりだが・・・

日本人が貧乏になったのか！？いや、決してそんなことはない。

富裕層ビジネスのマーケティングレポートによれば、ミリオネア（定義：（1）世帯年収が3000万円以上（2）保有する金融資産（不動産を除く）が1億円以上）だけで全国に120-140万人もいる。

そこまで裕福じゃなくても飲食で贅沢するゆとりはあるはず。

でも、実際のところまず40％も税金で持っていかれたり、庶民にはわからないいろいろと事情があるらしい。

そして、ミリオネアの上にビリオネアっているのだが、これがまたとんでもないおまけ情報がついている：平均年齢はなんと、72.6歳。

で結果して誰もお金を使わないのね。

30代40代の現役世代中心に豊かになっているアジアの新興国とは、そりゃあ、差がつくよね。～ん、考えさせられるね・・・