それ、三菱ちゃう!
まるで二年前の悪夢がよみがえったようだ。
中国で暴徒化した反日デモのニュース映像、それをここぞとばかりに煽ぎたてる日本のマスコミの人ごとかのような論調。
TVを見ながら、なんだか胸が痛いような情けないような、とてもイヤな気分になった。
ちなみに、急先鋒とされる山東省の青島は、ゆかりのある土地で、去年だけでゴルフ場の投資案件で3度も現地に足を運んでいる私としては、あの気候も穏やかな街でそんなことになっているとは、にわかに信じられない気持ちでいっぱいだ。
さっそく現地にいる多くの友人知人に連絡を取ってみたところ、やはり違和感を覚えるという人が多かった。
前も登場して頂いた清水社長(→http://www.chemin-libre.com/blog/2011/07/post-54.html)からのメールに「政治問題で民間が被害にあっているのが実情です」と書かれたコメントが、すべてを物語っているように思える。
また、何かが起きるとネットで炎上するのは今の世の常だろうが、それにしてもこんなものを見つけてしまった日には、あまりの愚かさにあきれてものも言えなくなる・・・
ただ、ベンツのエンブレムを三菱のそれと見分けがつくから、素晴らしい主張をもっているとは限らない。
問題は皮肉にも、もしかしたら参加者の大半がこんなレベルだったかも!?という反日運動に振り回されて、どんどん悪化していく国民感情のほうだ。
さらに、うがった見方をすれば、この投稿自体は本物なのか、だれかが意図的にトンチンカンな若者を装っているということはないのだろうか。
こんな時だからこそ、冷静な思考と判断力が必要ではないか。
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