- 2019/04/23
- カテゴリー:日本語
二つの世界、行ったり来たり・・・
やや欲張りな子育てをしていると、日々の学校のルーティンに加えて、複数の習い事の送り迎えや付き添い、順繰りにやってくる個人面談やら発表会やらイベントごとに、年がら年中追われている感覚がある。
節目の昨年の春頃は、オフィシャルな卒園式や謝恩会、プライベートで有志のお別れ会に、小学校の入学式にアフタースクールの説明会と・・・日々気絶寸前のようなハードな時期だったけど、今年は今年で、一年生の担任先生も親たちも気合が入りっぱなしの一年間が、アッという間に過ぎていき、気が付くと新二年生が先輩風を吹かせている!?
その傍らで(どっちが傍らかは、おそらくワーキングマザー本人たちにしかわからないものとして)仕事も「人並みに」こなそうと思うと、時々ほんとに自分のおかれている状況が嘆かわしくなることがある。
私は仕事に生きてる!という人と、
私は家族のために生きてる!という人。
そうはっきり言える立場が、どっちでも潔くてうらやましいかも、と一瞬思ってしまう。
新学年の一学期が始まったばかりという、ただでさえドタバタの中、今週はなんと丸一週間、久しぶりにホームビジットの現場仕事が入ってかなり拘束時間が長く、終日家を空けることも多くどこか気が重かった。
幸い、クライアントが代理店時代にも深くお関わりした某中国最大手白物家電屋さん、かつ、冷蔵庫の市場リサーチ案件で、勝手知ったるというか、準備はさほどかからない。
冷蔵庫といえば基本主婦のテリトリ、ということで、調査対象もほとんどが一般家庭の主婦。
そのうち半分がまだ幼いお子さんもいる。
一軒一軒訪ねて、そのママたちの話を聞いているうちになんだか複雑な気持ちになった。
日常の流れとして、朝はご飯を作って子供を園に預けるなり学校に送り出し、掃除洗濯など家事を済ませてまたお昼の準備。
午後は自由時間かと思いきや、食材の買い出しほか細々とした用事をしていると、すぐにまた帰ってくる子どものための夕食作り。
来る日も来る日もその繰り返し・・・でもって冷蔵庫のお世話になってるし、その分こだわりも多く、メーカーにとっては大切なお客様、ってわけ。
世の中はそんな母親が大半でしょうね。
もちろん、それで十分幸せ!という人も、中にはいる。
心底そう思える人は、だれが何と言おうとほんとに幸せなんだと思う。
でも、もし自分だったら・・・って想像しただけでぞっとした。
だから、どちらも満足に、とは程遠いけど、二つの世界を行き来できるだけでも、文句言ってる場合じゃないかもしれない。
二つも三つも、と欲張る人は、すべてで結果を出すしかないか?!と改めて気が引き締まる思いだった。
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