メディアセミナー取材後記
きょう取材した中国メディアセミナーは、現地ジャーナリストの生の声を聞くとても貴重な場となった。パネルディスカッションでは、モデレータを務めるNHK報道局国際部副部長の田中さんが、最近の一般的な中国国民の日本や日本人に対するイメージや見かたについて質問すると、京華時報の蘇寧さんは、サッカーWカップの例を挙げてくれた。本田選手が大きく一面に掲載されているオンラインニュースで、向こうでの大人気ぶりを説明。今回出場していない中国では、熱狂的なサポーターたちは、日本チームに夢を託して同じアジア人の代表として本田選手のすばらしいプレーを熱く応援していたのだ。いいものはいい。優秀な人は優秀。それは、世界という大舞台だからこそ、共通するシンプルで強い価値観なんだ!
北京在住のショウエンさん(写真右)とは10数年来の友人。ふだんはラジオのパーソナリティを務めるショウエンさんは、今回このセミナーの中国サイドのコーディネータとしてご一行とともに来日。会場ではマイクの調整から写真撮影まで、と大忙しなのに、終始優しい笑顔でパネラーたちに気配りをしている姿をみていると、ほんとに頭が下がる思いでした。彼女の日本語は、私が知っているプロの通訳者のなかでもとびっきり美しいと思っていたが、メールに書かれた文章もまた、母国語でないことをつい疑ってしまうほど惚れ惚れするような滑らかさと表現力だったり、立ち居振る舞いがここまでなじむ外国人は、実に希少といってもいいのかもしれません。正しく美しい日本を世界に伝える役目は、まさにこうした方たちに担ってほしいものですね。
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