みんなこんな時代があったよね!?

「世の中」がオリンピック一色だったこの夏。

生来アマノジャクなのか、祭りごとにはめっぽう興味がなく、オリンピックのTV放送も、いつも「感動のストーリー」ありきの特番には飽き飽きしている。

だから、ただ純粋に美しい映像と、選ばれしアスリートたちの身体能力の素晴らしさを堪能できる、新体操やシンクロなどいくつかの競技除いて、ややもすると無駄にナショナリズムが煽られるだけの試合ものは、ほとんど見ない。

そんな中、意外なニュースを目にした。

中国で、「我孫子」という日本の女子棒高跳び選手の名前を巡って、「話題沸騰」となっているらしい。

中国語がわかる人には何のことかすぐに見当がつくだろうが、あまりに次元の低い話なので、騒ぎの内容は割愛します。ご興味のある方はこちらでご確認を⇒http://j.people.com.cn/94475/7901983.html

要するに同じ漢字を使っているのに意味が全く違う、もしくは、微妙にニュアンスが異なるというものだが、実は日本語と中国語の間でこの手の誤解が尽きないのである。

同じ漢字文化の国同士ならではの宿命なのかもしれない、とさえ時々思う。

相手の言語を知らない、あるいは、中途半端に知っていても成人後にちょっと勉強しただけのレベル、そうした人たちにとって、言葉から受けるイメージは、母国語の発想でしかないだろう。

中国語では「先入為主」という熟語があるが、つまり、先に入った(身についた)ほうが主と為る。

日本語でいうと、三つ子の魂百まで!?ん、ちょっと違う?

まあ、とにかく、自分の先入観が判断基準となっている以上、相手がおかしいって結論に、必ずなる。

昨今マスコミをにぎわせている国同士のもめごとを横目に見ながら、戦争なんていうのも、そもそもこうして相手のことを知らない人たちが起こすものなんだろうなって、つくづく、嘆かわしい限りである。

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せめてわが子には、いろんな言葉や文化、自分とは違う相手の気持ちというものを素直に理解できる、バランスのとれた人間になってほしいと思う。

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