寅さんの故郷
世間はお盆休みの真っただ中だが、一つ新規の海外向けHP制作のお仕事を受けてしまい、そこで使うビジュアルの撮影や取材にこうして、遠路はるばる柴又にやってきた。
柴又といえば、日本人のみならず、中国の人たちにも広く親しまれているご存じ、『男はつらいよ』シリーズの主人公、寅さんの故郷。
駅近くに車を止めて歩いてみると、まるで映画の中にタイムスリップしたように、ゆかりの景色やグッズが随所に見受けられる。
しかし、観光名所にしては外国人の姿がやや少ないのが気になった。
それが、まさに弊社にお声がかかった所以でもあるわけだが・・・
たとえば、同じ東京都内でも浅草なんかに比べると、交通の便が悪いことはさておき、海外向けの集客力が圧倒的に低いだとか。
なぜか。
30年以上の歴史を誇るお土産物屋さんがあったり。
そこに置いてあるものだって負けず劣らず、日本独特の美意識とセンスが光る逸品ばかり。
見ていると何人ものジャポネズリーな欧米の友人の顔が思い浮んだが、ここに連れてきたら間違いなく鼻血ものだろうな。
結局は発信力の問題。
現にかくいう私も、生まれて初めて来たし、この仕事がなければ、おそらくレジャーのデスティネーションに選ぶことはなかったと思う。
これからもっと、日本に生まれ育っていながら、寅さんなんか知らない、柴又に一生縁がないという若者が増えていくのが目に見えている。
もっと積極的にアピールしなきゃー!!
と腹が減っては何とやらで、まずはウナギ屋さんでスタミナをつけてっと♪
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