真夏の道路族

まさかここへきて、自分とは無縁とも思われた未知の体験が待ち構えていたとは。

このブログの読者には、意外と初耳かもと思って、書いてみます。

皆さん、道路族って聞いたことありますか?

もちろん、国会議員さんの話ではありませんよ。

会社勤めしていた頃、通勤ルートに小さい子供のいるらしき家が何軒も連なっている住宅街があり、朝通るたびに、母親たちが集まって、いつも道路脇で井戸端会議をしていた。

毎日毎日同じメンバーで同じ景色、何がそんなに面白くて延々としゃべっているのか。

平日は深夜帰宅がほとんどで朝の様子しかわからないが、家には寝に帰るだけの生活だった私には、とにかく不思議でたまらなかった。

つい数日前、そうした人たちのことが、ネットでは「道路族」と呼ばれてちょっとした話題になっているらしいと聞かされた。

そしてあろうことか、なんと、知らないうちに自分がその一員になっていた!!

Oh, my God!

保育園でたっぷり体力消耗して帰ってくるのだから夜はおうちでゆっくり♪

な~んて甘く見ていたらとんでもない、2歳児のエネルギーは予想をはるかに超えていた。

結果、降園後もその足で、シャボン玉、シャボン玉!トランポリン、トランポリン!と、飛んだり跳ねたり、引き続き外遊びに耽っているのだ。

またよりによって、新しく近所に越してきた数家族も奇跡的に、乳幼児を含むやんちゃ盛りの子供がそれぞれたくさんいて、暖かい季節になってから夕方の全員集合がほとんど日課になり、今となってはすっかり夏の風物詩!?

子どもたち.jpeg

で、母親たちも当然、漏れなく付き合される始末。蚊に刺されてぼこぼこになりながらね。

もぉ~罰ゲームか。

この1時間あれば、追われてる見積もりを作れるのに!と最初は心底じれったかった。

かゆいし、せめて家ん中に入ろうよ、と一人でつぶやくも一向に聞いてもらえず、文字通り「日が暮れるまで」のエブリデーロングコースです。

しかし、大好きなお友達と一緒に遊んでいる時の娘の嬉しそうな笑顔を見ていたら、この時間の意味が分かった気がした。

Bicycle.jpeg

長い、長い子育ての年月からしたら、おぼつかない足取りで追っかけっこしたり、水風船をぶつけあって笑い転げたり、そんな無邪気な姿がかわいくてたまらない時期なんて、ほんの一瞬かも。

そう思うと、かけがえのないこの思い出を分かち合っているママたちまで、ぎゅーっと抱きしめたくなるほど、いとおしい。

よーし、今はとことん付き合おう、真夏の道路族!

 

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