バルセロナにて
マドリッドを離れてさらに地中海沿岸都市のバルセロナへと足を伸ばした。
まずは、偉大なる建築家Gaudiの作品めぐり。
女性恐怖症で生涯独身、最後は不慮の事故で命を落とすという、どこまでもドラマティックな人生を送り、天才とも狂人とも言われたその人物像を想像しながら、並外れた才能やエネルギーを持って生まれた芸術家の宿命として、平凡な幸せとはやはり無縁なものなのかと改めて思った。
代表作にして世界遺産にも登録されているサグラダ・ファミリア。100年以上経って未だ未完であるこの作品の前にいざ立ってみると、TVや雑誌で見なれたものよりもはるかに、魂を揺さぶるような美しさと雄大さが、胸に迫ってきた。
グエル公園では、分譲住宅の予定だったという敷地や建物を散策。
独特なアーチをした回廊。
波型をした世界一長いといわれる、美しいタイル張りのイス。
夜は、ディナーをしながら念願のフラメンコショーを鑑賞することに。
かつて郷ひろみのあ~ちぃ~ちぃもなかなかがんばってると思ってたけど、ここ本場のラテンを一度体験すると、アレはもう学生の演芸会にしか見えないかも(笑)、と血が騒いでしまうほどの激しさと、ド迫力!!ミニシアターを出てからもしばらく尋常でない心臓の鼓動が聞こえるようだった・・・
クラシックギターとカスタネットで奏でるなんともエキゾチックな音色は、一つひとつの曲のストーリーに果てしない想像を掻きたてる。ダンサーの苦悩に満ちた表情を見ていると、これは、ただ観客を楽しませるエンターテインメントではなく、究極の自己表現の芸術だとさえ感じた。
いつかやってみよーっと、フラメンコ。オーレ!
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