企業文化はこうして作られる!?

きょうはちょっとまた変わり種の調査案件で、某北米系大手金融サービスの会社に来ています。

つくづく思うのですが、この仕事じゃなければ一生縁がないんだろうなというような場所に出向くことが多い。

国領駅.jpeg

また、まるで別世界という人たちとの出会いも・・・

今回のお題は、新しい企業文化を作るにあたり、戦略的な目標と行動指針について、本国HQで打ち出されたものに対するフィードバックを取りつつ、中堅社員の意見を募る社内調査に立ち合い、分析・レポーティングを行うというものだ。

ってぶっちゃけ、固い感じ?

実に様々な調査を扱ってきた私でも、初めてかもしれない。

クライアントである相手が、対象者でもあるという珍しいケース。

ちなみにこれは、始まる前の控室。

控室.jpeg

立派な背中は私、ではなく、本国Employee Brand Engagementから来ている方で、今回はアジアリージョン11か国を回るだとか。

ご苦労なこった。

テーマが抽象的なだけに、なかなかウォーミングアップに時間がかかったうえ、ディスカッションが堂々巡りという場面も少なくない。

FGI.jpeg

それよりなにより面白いのが、you're videotapedと聞かされている社員たちの反応だ。

ま、10人いればだいたい、半分強が人畜無害で、当たり障りのない話をして適当に周りのトーンに合わせている。

もともと仕切りたがり屋も含めて2-3人は、本社のお偉いさんが見ているから、ここぞとばかりにアピールに勤しむ人もいる。

ほんとに会社のためにはどうしたらベストか、自分の頭で考えて建設的な発言をしているのは、一人や二人じゃないでしょうか。

まさに大組織の縮図そのもの。

しかし、グローバル企業の場合、ある意味万国共通なのね。

基本、本社の考えていることなんてローカル社員にはしったこっじゃない。

reporting.jpeg

そういえば某D社で海外担当をしていた頃も、各国拠点に対して根回しをするのが仕事の一部になっていたっけ。

日本の超大手クライアントで、東京ではこういう対応をしている、だからそっちでもよろしくね!

というのはなかなか通用しなかったね。

グローバルの目標やら組織全体の利益云々より、その人たちにとって目の前の出世だったり人間関係のほうがずっと大事で、遠い国の本社から来た生意気な小娘に動かされてたまるもんか!と言わんばかり

もちろん、自分には小娘のつもりはなかったし、いつだってなかったけど。

そこもいけなかったのかな(笑)

とにかく今思えば、もっといろんなやり方があったんだろうけど、少なくともこういうもんなんだと、もっと早く俯瞰できていればそれだけでも気の持ちようが違っていたかもしれない。

結局人生とはこういうものかしら?

振り返った時にしか見えないもののほうが案外多い!?

娘に教えておこっと。

コメント/评语(0)トラックバック/过期搜索(0)

トラックバック/过期搜索(0)

トラックバック/过期搜索 URL: http://www.chemin-libre.com/mt/mt-tb.cgi/402

コメント/评语(0)

コメントを投稿する/发表评语

ニックネーム/昵称
メールアドレス/电子邮址
URL
コメント/评语

ページ先頭へ戻る/返回顶部

カレンダー/日历

最近の記事/最新日志

Chemin Libre
日本語サイト/日文网站
中国語サイト/中文网站
  • RSS