無人島に二人の男と一人の女

いつも愛読しているダイヤモンドオンラインに、とても共感を覚える記事が載っていた。

経済ジャーナリスト財部誠一さんの【現代日本私観】-日本企業は失敗・撤退の歴史を乗り越えられるか。ご興味のある方は、いや、海外ビジネスに関わっている方はぜひ読んでみてください→http://web.diamond.jp/rd/m1189551

その中で「これまでのままなら、絶望的だ。その絶望感のよってきたる所以は世界最低の経営スピードにある。日本企業の経営判断の遅さはAsiaでも嘲笑の的だ」とある。

十数年来国際担当として日本企業の海外展開における現場を中から見てきた私には、あまりにもリアルすぎて痛快にさえ感じる分析。

もちろん、失敗・撤退を繰り返している原因は、それだけではないと私は知っている。また、その「遅さ」を招いている要因もぜひ当事者たちに気付いてほしいのだが・・・

そういえば、大昔アメリカ人の友人から聞かされたこんなジョークがある。

無人島に二人の男と一人の女が流れ着いた(大人のみなさんならこの設定を聞いただけで凡その状況が目に浮かぶ、という前提で)、その二人の男が:

自由競争の国から来たアメリカ人だったら、勝利をかけて、Let's fightという。

ロマンの国から来たフランス人だったら、仲良く、Let's shareという。

ジェントルマンの国から来たイギリス人だったら、譲り合って、After youという。

そして、日本人だったら、Let's call HQ(本社に問い合わせましょう)という。

え~

無人島ですよ!?上司もおそらく行ったことのない。

もう日本に帰れるかどうかわかりませんよ!?

目の前に美女がいるんですよ!?

最近発行された世界のジョーク集とやらの本にも登場したらしいネタで、各国についてどうも諸説あるようだが、なぜか日本人のくだりだけは、どこで聞いても見事に同じ表現をされている。

多くの温室育ちのサラリーマンにとっては、海外ビジネスとは、まさに無人島に放り出されるようなものでしょうね。

自分のクライアントだけでも、どうかジョークで終らないように心から願っています。

 

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