なぜか守りに走るブランド
ところで、このリブランディングのプロジェクト、いろんなクリエーティブな発見があって楽しいけど、違う観点からみると???がいっぱい。
二日間どっぷり浸かっていろんな問題点が見えてきた。
よくある話だが、グローバルブランドの場合、本社含めて、どこの市場に重点を置いていくか、その時代によって変わるもので、非常にドラスティックな戦略が必要。
これまたよくある話だが、その方針転換によって、組織の中で部署間の摩擦、下手したら国と国の間でパワーゲームが繰り広げられるってわけだ。
日本という、世界で最もSophisticatedな化粧品市場で経験を積んできたブランドコントロールが、ガサツでいい加減なあの国のハンドリングに任せられてたまるか!
いやいや、マーケットサイズから消費者成長の勢いまで何一つ比べ物にならないでしょ!
とそれぞれ、譲れない言い分がある。
ちなみに、どっちも正しい!
気楽な立場だから言うわけじゃなく、組織にがんじがらめになっていただいぶ前から、そんなバトルが非生産的で、滑稽にさえ見えて仕方なかった。
ずば抜けて賢く、大局が俯瞰できて、かつ強いコミュニケーション能力を持ったリーダーが、一人でもいれば、すべてが一気に進歩・解決できそうなものを、大半の企業にそれがいないから、似非エリートが集まって、ただひたすら「やってる」感を出すことにエネルギーを注ぐしかない。
でも、そもそもいうほどの価値を提供している、確かな存在意義を持ったブランドも、世の中に一体どれだけあるのだろうか。
もっというとほとんどのカテゴリーで、今あるブランドの半分以上消えても誰も困らないのでは?
溢れかえるほどのブランドに囲まれているから、すべての人が満ち足りて幸せに暮らしているわけでは、決してない。
本当に必要とされている商品やサービスがまだまだ不足しているのになぜ守りに走るのか。
そんなことを黙々と考えながら、DIのデブリーフが遅くなったせいで自分だけがドタキャンせざるを得なかった、家族の元へタクシーで向かうのだった。
浜松町のメルパルクにて『白鳥の湖』全幕鑑賞!

ああ、私もそっちが良かったな~
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