10月といえば・・・
運動会の季節!
自分が成人してから長年、そんな概念が脳裏をよぎったことはおそらく一度もなかった。
ところが、娘が生まれると、いつの間にかすっかり定着し毎年恒例となりました。
しかも今回は、保育園時代の、よちよち歩きの子が入り乱れる、屋内体育館でのアレじゃなくて、大学のだだっ広いグランドで繰り広げられる本気のやつ。
もちろん親たちの応援も、のどがつぶれるほど本気!
週末に台風も懸念された不安定な天候の中、一瞬だけ早朝に雨がちらついた後は、お日様が顔を覗き、次第にまるで夏の再来かのようなまぶしい日差しを、コアタイムの5-6時間、絶えず浴びながらの全力投球。
涙あり、笑いあり、ハプニング続出の、絵に書いたような運動会を満喫することができた。
子どもを持たなければこの場に立つことすらなかった。
こんなにも、素直に心を打たれっぱなしの一日を体験することはなかった。
映画やドラマに出てきても、ああ、運動会?よくあるストーリーね。と冷ややかにむしろ眺めていたと思う。
我が子のおかげで、少年少女だった頃の自分たちを、時々こうして思い出し、柔らかく、暖かい気持ちになれる。
一見ありきたりの日常に、濃密な家族物語が、詰まっているのだ。
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