札幌にて、VIP出迎え
帰国して息つく間もなく、北京からの超VIPなお客様を迎えることになった。
もともとは別件で、2日に都内のホテルでイベント本番立ち合いと前泊の先約があったから、1日は御一行様が到着する札幌で出迎え、すぐにとんぼ返りする予定だった。
ご挨拶のためだけに、東京⇔札幌往復のチケット代を払うから来いって、どんだけ太っ腹なんだろう。
少なくとも私ならそういうお金の使い方をしませんが・・・(笑)
これがメンツの世界だという。
ツアーガイドだけではだめなんだと。
しかし昨夜に入って、東京のイベントのほうの業務が急きょキャンセルになり、幸か不幸か、今日は札幌に泊まり、そのまま9日のご帰国まで、フルアテンドすることになってしまった。
早朝起きてから指示を仰ぎ、羽田に出かけるまでわずか1時間あまりの間に、2歳児の登園の準備をしながら、エアのキャンセル・変更、ホテル宿泊追加の連絡、付き合う予定のなかった2日のゴルフのための荷造り、東京にいったん戻るまでの4泊分のパッキング、ベビーシッターの手配・・・優先順位がほぼすべて同じの作業が、一気に押し寄せた。
こんな分刻みの動き、久しぶり!
海外出張に週一ベースで行っていた時代が思い出されて、なんだか新鮮のような胃が痛いような・・・
なんとか娘を保育園に送り出し、ぎりぎりのリードタイムを残して家を飛び出したものの、よりによってこんな時に、タクシーが来ない!!
スーツケースとゴルフバッグを抱えて雨の中で待つこと20分、ようやく捕まえたはいいが、今度は首都高が大渋滞。
結局はブッキングしていたフライトより1本遅れて搭乗。
エアドゥの機内で、軽食とはいえ、ジャガイモポタージュで腹ごしらえのついでに、一足お先に北海道気分!
普通の日本人には全く関係のない話だが、インバウンドの世界で国慶節休みの10月初旬は、まさに書き入れ時。
昼過ぎに着いてみると、新千歳空港の国際線到着口付近は、中国人で溢れかえっていた。
チャーター便でいらっしゃる大切なお客様を待たせたら大変だ、と焦っていたけど、北京からの出発も遅れたらしく、結果帳尻が合ってしまった。
逆にガイドさんやハイヤー三台分の運転手さんたちと、2時間以上待ち続けてやっと、13人の大名行列が出てきた。
(えっ、写真?圧倒されすぎて?もちろんそんなもの撮ってる余裕はありません)
会うや否や、プライベートジェットなのに、なぜイミグレーションで一般人たちと一緒の列に並ばされたんだと、クレームから始まった。
この13人、いったいどういう方々かについては、追々ご紹介するとして・・・
まあ、まあ、お疲れでしょうから、とごまかしながら車に乗せ、そそくさ最初の宿泊先、洞爺のザ・ウィンザーホテルに向かう。
最高級のリゾートホテルだというのに、探索する間もなく、チェックイン済ませてすぐに夕食へ。
これまた最高級の鉄板焼き、11F「Out of Africa」では、冷えた酒がない、料理が遅い、食材に高級感がない...延々とクレームが続いた。
だって、
「タラバガニもアワビも食べ飽きてるから!」
なんて言われるとは、北海道のみなさんは、夢にも思わないもんね。
鉄板焼きなのに、〆にうどんが食べたいというので、隣のお店に注文して運ばせたり、
個室なのになぜタバコが吸えないんだ!と支配人を呼ばされたり、むちゃくちゃだった。
ようやくやりたい放題のウェルカムパーティと、翌日の段取りが一通り終わって、自分の部屋に戻ったのが21:30。
食べ損ねたし、せめてルームサービスで夜食でも・・・
ふぅ~それにしても長い一日だった。
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