川奈の富士コースはカートなしだった!
今朝は、まだみんなが起きてこないうちに朝食を済ませるべく、一人「山口組の集会場」へ。
イメトレしながら、よーし、いっぱい食べて今日こそいいスコア出すぞ~と、気合十分。
そして、一行は早々にホテルをチェックアウトし、神奈川のお隣、静岡県川奈ホテルに向かった。
目的はもちろん、名門GCでのラウンドだ!
元々は大島コースを予約していたのだが、宿泊者しか回らせてくれないという富士コースに、泊まらずに宿泊費を払ってまで変更させられた。
そうまでして、日本のメジャー大会の開催コースでどうしてもプレーしたい、そんなゴルフ好きな今回の御一行様。
そういえばオファーが来た当初、9日間に最低でも4ラウンドをセッティングしてくれと言われてたから、今考えるともっと恐ろしい展開になりかけていた。
知ってか知らずでか、受付で「うちはカートなしなんですよ」と改めて言われて、みんなでオーバーリアクション。
スタートホールに立ってもなお抵抗を見せたのだが、一日5台限定というレンタルサービスをネゴしたものの、専属の運転士さんが用意できないということで、あえなく断念。
アップダウンが激しく、普段子供の抱っこぐらいしかろくな運動をしてない私なんか、正直しんどいな~と思うのに、さすが毎週ラウンドしているだけあって、おじさんたちは意外にも軽快な足取りで楽しそう。
それもそのはず、この絶景を眺めながら相模湾に向かってボールを飛ばす快感、楽しくないわけがない!
ちなみに、漏れなく「握ったり」もしていて、小耳にはさんだ金額が、また文字通り桁違いで、1打千円とかで勝った負けたの、日本のサラリーマンゴルファーがなんてかわいいんだろう、と思った。
(あっでも、日本人はふつうのサラリーマンでもすごくゴルフのうまい人が多い、とかなりリスペクトしている)
とにかく終始ご機嫌でプレイを終えたメンバーは、今夜の宿を目指して、セレブ御用達、箱根・強羅花壇へ。
そういえば、去年お迎えしたカナダ人のアカデミー賞女優(→http://www.chemin-libre.com/blog/2013/04/post-101.html)も、ひどくここにご執心で、京都の座禅、数寄屋橋次郎のお寿司と並んで、絶対にはずせないといわれたのが、強羅花壇での宿泊だった。
夕食は・・・もう割愛しますね。
それより、今だから言えますが、この豪遊の裏では、ほんとにいろんなハプニングがあって苦労の絶えない日々だった。
中国人がらみのビジネスは、ドタキャン・変更は当たり前、そのぐらいの心構えは十分すぎるほど、個人的にはあった。
ただ、業界きっての一流ホテル、高級料亭、老舗温泉旅館、名門ゴルフ場を相手に、今日は13人、明日になったら12人、5人で回ろうかな、でも6人で行ったらごめんね、いや、やっぱり行かない、と毎日どんな爆弾が飛び出すのか、ハラハラドキドキの連続だった。
箱根も、泊まる泊まらないの議論が延々と続いて、ようやく意見がまとまったのが昨夜。
当然、天下の強羅花壇さんも、この行楽シーズンに、いつまでも部屋を空けてくださっているわけがなく、結果、見事に我々下々にそのしわ寄せが来て、別の宿に押し出されてしまった。
といっても、花壇からわずか歩いて数分の、「季の湯、雪月花」。
夜中にチェックインして部屋まで歩いただけの印象としては、明らかにターゲットが違うが、もし家族で来ていたら、これはこれですごく癒されて居心地のいい旅館だろうなと思う。
贅沢も、たまだからいいんでしょうね。毎日だと麻痺してくるだけだ。
この一週間でつくづく思った。
人生メリハリがあって面白いのだと。
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