サンタさん、来た!?

年に一度のお祭りで世の中が大盛り上がりしている時に、水を差すような話で恐縮です。
良い子のみんながこれを読んでいないことを祈るばかりですが・・・

ずばりお聞きします:そこのあなた、サンタさんがいるって何歳まで信じていましたか?
Santa.jpeg
ちなみにこんな私でも、昔々もっと素直だったお年頃にはこの時期になるとさすがに、ああでもないこうでもないとセレクトに頭を悩ませながらプレゼントしたりされたり、それなりに乗っかっていたような記憶があります。
でも、それって、キリストを信じていたわけでもなんでもなかったのよね。
特に共産党以外はあまり「信じちゃいけない」中国で幼少期を過ごした人間の目には、クリスチャンでもなんでもないどころか、聖書など一度も手に取ったことすらないであろう日本人のバカップル(失礼!)が、恋の行方を占うイベントとしてクリスマスやイブにはしゃいでいる世相は、最初はただただ異様としか映らなかった。
その後もちろん、みっちりと社会勉強を重ねて、いかにホテル業界、ギフトショップ、ジュエリー屋さん、その他大勢の人々がこれで毎年助かっているのかを知り、なんなら自分も仕掛ける側として企画をするようになっていたりと、すっかり大人になりましたが。
信じる者が救われるというけど、誰かが信じることによって別の誰かが救われているというのが隠れた真実だと思わない?
世の中の、およそ人間が作った仕組みなんて、大体そんなもんでしょ?突っ込み始めたらキリがない。
ただ問題は今、わが子の教育だ。
こればっかりは、迷う。
「サンタさんが来るよ。いい子にしていれば素敵なプレゼントをもらえるよ」
と子供自身が冷ややかな目で見るようになるまで、ギリギリ言い続けるのか。
「アレは、パパとママがあなたの喜ぶ笑顔が見たいから変装していたんだよ」
と早々にネタ明かししたほうが、お互いのためなのか。
確かな目を持って自分なりの価値観で物事を判断できる人間になってほしい。
でも、アマノジャクじゃなくて、みんなからも好かれてほしい。
自立した女性としてどんな時代や環境にも対応できる力を身につけてほしい。
いやいや、まずは素直でかわいらしい女の子でいい。
この子にとってどんな人生が一番幸せなのか。
X'masTree.jpeg
当分答えなどの出ない問いを悶々と抱えながら、今日もせっせとクリスマスパーティの準備に勤しむのであった。

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