赤いコーリャン(紅高粱)
日本では、どちらかというと、『初恋の来た道(原題:我的父親母親)』のほうが、知名度が高いかもしれないけど。
赤いコーリャン(紅高粱):
知る人ぞ知る、あの巨匠、チャン・イーモウの初監督にして出世作だった87年制作の中国映画。
また、今や中国を代表する大女優コン・リーを発掘し二人が初めてコンビを組んだ、いろんな意味でモニュメンタルな作品。
日本に移り住む直前に見たが、過剰なまでに強調された鮮やかな色彩、大胆な映像と性描写(R指定がなかったのかな・・・?)、いずれも、それまでの中国には見ることのできなかった、斬新で衝撃的な世界観として、思春期の目に焼き付いている。
そして、記憶のかなたに追いやられていたが、そういえば原作はなんと、今回中国人初のノーベル文学賞受賞者、あの莫言氏だった!
この受賞についてもいろんな噂が飛び交っているようだが、氏の作品に少なくとも25年前から触れている一ファンから言わせてもらうと、純粋に喜ばしく、心から祝福に値する快挙だと思う。
おかげで、久々に文学書を読みたくなったよ・・・
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