中国のユダヤ人の町-温州

昨夜上海に着いたかと思いきや、予定通り(?)さっそく早朝のフライトで温州へ移動。
温州といえば、みかん!
ではなくて、中国浙江省東南部に位置する地方都市のお話。
商才に長けていて、中国のユダヤ人と称されるほど、世界的に有名な商売人の町である。
特にヨーロッパに渡った温州出身の華僑は、一大勢力になって現地の経済を脅かしているとまで言われている。
以前から気になっていたが、偶然にも、今回の調査対象地に組み込まれていて、いよいよ自分の目でいろいろ確かめられるのは楽しみだった。
中国の三線都市(行政区分ではなく、マーケティング上の格付け)というと、正直かなり田舎のイメージが強かったが、空港に降り立った第一印象としては、二級都市とされる、今まで見てきた瀋陽、大連、青島、済南、蘇州、杭州などとさほど変わらない。
温州空港.jpeg
ヨーロッパの田舎町の空港よりもむしろきらびやかな感じさえした。
温州空港②.jpeg
外に出てタクシーに乗ったところで振り返り、ようやく地方都市に来た実感が・・・
市内に入って、ランチもそこそこにさっそくデパート視察を開始。
銀泰.jpeg
ローカルのデパートだが、1階の化粧品売り場を見る限りでは、世界の名だたるブランドが軒を連ねて、ここはどこだっけ?という感覚に陥る。
EL.jpeg
たまに、見聞きしたことがなく、北京や上海の大都会でも見かけていないブランドが堂々と並んでいるのを見ると、あっなるほど、こういうブランド戦略もあったなと思う。
Laneige.jpeg
ちなみに、Laneigeは自然派と謳っている、韓国コスメ。
半日の視察と調査会場での打ち合わせを終え、夜ホテルへ戻りがてら散歩していると、通りすがりに町のヘアサロンを見つけた。
エアサロン.jpeg
ためしに価格表を見たらびっくり。
価格表.jpeg
スタイリストとADとの間に、実に10倍以上の料金差が!
880元といえば、以前Nozの中国一号店の開店レポートでも紹介したように(→http://www.chemin-libre.com/blog/2011/06/noz.html)、上海では珍しくない料金設定だが、こんなところでそれだけ出してカットをしてもらう人がいるんだ、と改めて温州人の経済力とおしゃれ心(?)に感服(笑)。
この両極端の消費ニーズが混在していることこそが、今の中国市場の最大の特徴かもしれない。

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