前衛?それとも・・・廃墟?
有識者調査初日のきょうは、宝山区「半島1919」の総合デザイン事務所で実施することになった。
私も上海は今回で72回目だが、正直初めて訪れるエリアかもしれない。
それぐらいいわゆる商業的な街のイメージとは全く趣を異にする、少なくともこのアートスポットでは、そんな感じがした。
調査対象者でもあるプロダクトデザイナーの楊さんのオフィスがこの建物らしいが、朝早く着いた一行は辺りを見渡しながら戸惑いを隠しきれないようでした(笑)
なんだかすごくおしゃれな気もするし・・・ん、一歩間違えるとただの、廃墟?
聞けばやはり、旧紡績工場の跡地だったという。
上海に限らず、北京でも近年、このような歴史的な建造物を現代風にリフォーム・アレンジして若者たちが芸術活動に使っているケースが増えているらしい。
なんでもかんでも容赦なく壊してどんどん新しく作り替えていった時代から、ようやく中国社会も古いものの価値を見直し、見出そうとするステージに入ったということでしょうか。
内部はというと、期待を裏切ることなく、ある意味非常に贅沢なスペースが広がっていた。
デザイン事務所兼ミュージアムらしく、随所にクリエーターたちのセンスがうかがえる。
ロフトではこんなスタイリッシュなカフェも。
午前中の一人目は、ELLE DECO CHINAの元編集長のManlu女史。
午後はこちら事務所代表の楊さんが、二人目。
お二人ともドイツ留学の経験者で、お仕事柄当然だが、情報感度の高いインテリの中でも特に理路整然としていて非常にお話が聞きやすい、とクライアントもご満悦の、インタビューとなりました。
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