シャドーバンキング
きょうは、ホテルニューオータニにて、恒例の?香港金融セミナーに参加。
日銀のお偉いさんだったり
香港金融管理局総裁補の方だったり
そうそうたるメンバーが講師陣にあたる。
昨年の同じ時期にも香港IPO倶楽部主催のセミナーについて掲載させてもらったが、コンサルをやらせて頂いている多くのクライアント様にとって、香港へのIPOは共通の目標であり、常に重要な検討課題である。
中国のシャドーバンキングがますます問題視される昨今だが、ここでは、ひたすらRMB(人民元)による貿易決済額の急伸「人民元の国際化」が話題の中心。
2009年7月に、クロスボーダー取引における人民元建て貿易決済スキームが発足以来、香港の銀行が取り扱った金額だけでも実に、約6兆人民元(100兆円近い、2013年3月時点)!
また、香港の銀行の人民元建て預金および定期預金の総額は、この時点で8,100億人民元に到達していた(2009年の10倍以上)。そのうち、70%は企業が保有し、15%以上が海外からのものである。
金融リテラシーの高い方には、これらの数字が何を意味するか、もちろんお分かりだろう。
ご興味のある方には、さらにいくつか面白いものをご紹介しよう:
◆中国科学院は、資源および環境汚染による総年間費用はGDPの13.5%に及ぶと推定しており、世界銀行によれば、外気および水の汚染による医療・非医療費だけで中国GDPの5.8%に及ぶという。
→言葉は不謹慎だが、つまり環境問題も「必要悪」!?
◆この30年間で5億人以上が貧困層から脱却したらしい
→「中流階級」がそれだけ増えたということか
◆大学教育を受けた人口の割合が、1982年の0.6%から2010年の8.7%に上昇
→一流企業でお仕事をしていると、優秀な中国人とよく出会うという印象をお持ちの方も多いかと思うが、実際現地に行くと違和感を感じてしまうのはなぜか。この数字が何かヒントになるような気がしないでもない
データをどう読み解くか、まさにあなた次第です(笑)
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