上海のマンション事情

前も触れたかな、昨年末から某ソフトウエア開発企業様の中国進出支援案件をやっています。

ついでにと言ってはなんですが、トップの方の移住計画(?)もお手伝いし、文字通り、公私ともにサポートさせて頂いているわけです。

そんな中、上海でマンションを買いたいというお話がありました。

このブログの読者のみなさんなら、マクロ経済から中国の基本情報までもちろんおさえていらっしゃるでしょうから(笑)細かい話は割愛しますが。

とにかく、外国人に対する規制やら、名義人・所有権がらみの想定リスクやら、問題は山積みで、まあ~大変でした。

弊社コンサルとしては、現地不動産情報の洗い出しと、物件探しのツアーアテンドの手配と、法律の専門家(今回は大手ローファーム所属で日本にも長い駐在経験のある凄腕弁護士!)のご紹介およびMTGアレンジなど、粛々と作業を進めてきました。

でも実をいうと、何よりアドバイスさせて頂いていたのは、いつバブルが崩壊するかもわからない中国、特に不動産は飽和状態と叫ばれて久しい上海で、マンションなんて無謀な買い物は、いかがなものか、ということでした。

「いつ買うか。今でしょ!」じゃないから。

一向に改善の兆しが見えない日中関係が続いている中、これだけ懸念材料がそろっていてなおも敢行を決意し、ついに現地へ下見に行かれてしまったそのお客様。どういう方かというと、

長年連れ添ったタイ人の奥様と別れたすぐ後(今も仲良しで起業や資産運用の相談までしているとか)、中国人の奥様とご結婚され、そしてとうとう一念発揮して今度はご自分の会社(アジア全域展開予定)も立ち上げて、老後は南国移住をもくろんでいらっしゃる。

これだけ聞いたらなんて破天荒で飛んじゃってる人なんだろうって思うけど(失礼)、キャリアパスやライフプランを拝見していますと、少なくとも今のところ、上昇気流そのものといえます。

自由に生きてるってステキ!

あっ、話が逸れましたが、正直、今回ばかりは、私もどんな顔をしてお帰りになるのか興味津々でした。

いよいよ先日、帰国されるやいなや諸々うまく行ったことを至って冷静にご報告のメールが入り、最後に一言:

「上海マンション購入もまだまだ捨てたものでもないのでは?というのが総合的な感想です。」

だとさ。

実際ご自身の目で確かめたうえでそういわれると、ここ数か月日本にこもりっきりの私も思わず不安になってしまった。

もしかして、私も、知らず知らず偏った情報に惑わされている?

奇しくもその日本で伝えられる中国ビジネスの、実態とのズレを扱った記事が、今朝東洋経済オンラインから配信されているので、ご興味のある方はぜひご一読を:
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130614-00014329-toyo-int&p=1

桑原家のバラ.jpeg

この写真は違いますよ。

近所のママ友のおうちです。毎年5月にはこんな素敵なバラの花を咲かせているお宅です。

そういえば、中国、特に北京や上海などの大都市では、ほとんどが集合住宅で一軒家を見かけないのは、なぜかご存知ですか?

コメント/评语(0)トラックバック/过期搜索(0)

トラックバック/过期搜索(0)

トラックバック/过期搜索 URL: http://www.chemin-libre.com/mt/mt-tb.cgi/363

コメント/评语(0)

コメントを投稿する/发表评语

ニックネーム/昵称
メールアドレス/电子邮址
URL
コメント/评语

ページ先頭へ戻る/返回顶部

カレンダー/日历

最近の記事/最新日志

Chemin Libre
日本語サイト/日文网站
中国語サイト/中文网站
  • RSS