メディカルツアーの現場
10月にお迎えし、度々ブログ上にぎわせていた超VIP御一行様のおひとりが、また来日している。
今回はマジメな(?)ご出張らしく、ぎっしり詰め込まれたスケジュールの間を縫って、心臓ドックを受けることにされている。
弊社も創業当時、まだ3.11の震災直前だったが、海外からのお客様によるメディカルツアーがまさにインバウンド業界で大きな話題をさらっていた時期に、企画やプロデュースに数多く携わったものですが、最近はまた、訪日観光客の著しい増加に従って、大いに盛り上がってきた分野である。
今回のお客さんから、最先端の設備の整ったクリニックを探してくれといわれ、下調べと予約と、当日のアテンド、ひいては通訳まで引き受けてしまった。
下手したら命にも係わる専門用語オンパレードの医療通訳を、うかつに人には頼めないし。
こうして今日は、その現場に潜入することに!
新宿のハイアットリージェンシーから本人をピックアップして、飯田橋のクリニックに着くや否や、長い長い検査が始まった。
軽く問診を済ませて、まずは超音波へ。
超音波の画面を見るなんて、妊娠中の時ぐらいだったから、普段めったにないし、なんだか他人事ながらドキドキする。
次にMRI。
あんなところに長時間閉じ込められるんだ・・・閉所恐怖所の方は無理ですね(笑)
そしてCTスキャンと担当医師の診断。
詳しい結果は一週間後とあって、しばしドキドキが続くシステムになっていますが、先生のお話によると、やはり動脈の血管につまりが若干見つかっているので、食生活含め生活習慣の見直しが必要だとか。
具体的には?との質問に、「そうですね~あまりお肉は食べないほうがいいですね」とバッサリ。
この方、何を隠そう、日本の有名ゴルフ&釣り具メーカーの中国総合販売代理店を経営されている老板で、10月の来日時にも、拙筆のブログで紹介したとおりですが(http://www.chemin-libre.com/blog/2014/10/post-160.html)、接待の嵐に日々さらされている日常をお察しするに、お肉を食べるなってなんか、あまりに酷な話に聞こえて・・・
幸い、お仕事柄、週3はゴルフのラウンド、残り週3は大体ジム通いで、プラス自宅にもトレーニングルームがあるから運動はそれなりに足りているということで、緊急事態は免れたが。
ややしょんぼりしながら銀座へ移動し、景気づけにと、よりによって神戸牛の専門店。
あの~先生の話、聞いてました?
いや、日本の神戸牛が好きなんだよぉ~。来たら必ず食べずには帰れない!中国も街じゅう「神戸牛専門店」の看板だらけだけど、みんな偽物だからね、と笑いながら、颯爽と奥へ入っていく。
ほんとは朝から、この間オバマ大統領が阿部さんと行ったあの寿司屋にしてくれ!と言われていました。
いくら私でも、いくら前回カナダ人のアカデミー賞女優を連れて行った(→http://www.chemin-libre.com/blog/2013/04/post-101.html)からと言っても、世界的な有名店に当日アポなしはちょっと・・・
ということで、何店かあたってみたのですが、神戸牛じゃなければ嫌!神戸牛でもしゃぶしゃぶじゃなきゃ嫌!
とようやくたどり着いた選択肢ではあった。
しかし入店早々メニューなんかろくに見もせず、おすすめの部位4、5種類を200gずつ・・・って二人しかいないんですけど!?
でも、案の定、やっぱり心臓の血管のつまりが気になったのか、あとは奈々さんが食べて、と途中から全部押し付けられてしまいました。
いやいや、私もよく誤解されるタイプですけど、そこまで肉食ではないんだよね~汗
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