幸せの定義
土曜日と日曜日は、リサーチエージェンシーのダンディなディレクターがお車を出してくださり、一日3軒も回る、苦痛だった長距離移動が、終始ドライバー付きの快適なショートトリップに一変した。
We feel so sorry for his wife, though...と言いながら、アメリカ人のクライアントと、同時通訳と私で、車中で無駄話に花を咲かせている。
あの中年の専業主婦、生活は困らないだろうけど、なんだか寂しそうだったね。とか。
あのエリート男、ほんとに超リッチだったけど、結婚するかと言われたら私たちはちょっと考えるわよね。とか。
あのシングルの女性、一時TVドラマやなんかで話題になった、干物女じゃない?とか。
偶然ワーキングマザーの女3人、視点がやや偏っている気がしないでもないが、とにかくもう言いたい放題(笑)
それぐらい今回の家庭訪問調査は、大いに社会勉強になった。
おうちの中を、寝室含めて見せて頂き、1時間半も話をしていると、その人の人生がほぼ見えてくる。
都心の一等地の億ションだったり、それはそれは自慢の豪邸もあれば、
郊外の新興住宅街に居を構えてスローライフを楽しんでいる人もいる。
古い家を継いでおしゃれとはおよそ無縁の暮らしを続けている下町の一人娘もいれば、
60代が80代の親と同居で、それぞれ生き生きと趣味に高じている悠々自適なお年寄りもいた。
幸せの定義は、実に十人十色で、お金があってもなくてもいい、あっもちろん、あるに越したことはないけど(笑)結局大事なのは、愛し合う人がいるかどうか・・・そんな、意外とシンプルなことなのかもしれないと思った。
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