感動したこと、残念だったこと。
今回の子連れ出張も、不思議なほどうまくいっていた。
東京を出るところから、忘れ物一つなく、フライトや市内の移動がすべてスムーズで仕事も予定通りに運んでいる。
私ってカンペキ!
な~んて軽く調子に乗っていたら、思わぬしっぺ返しを食らった。
タクシーでの移動中、ぐずりだす二歳児の靴を脱がしてなだめ、そのまま抱っこで下車した時のことだ。
ホテルの部屋に戻ってもしばらく気づかなかったが、数時間後にまた出かけるとなってはじめて、
あれ、サンダルがない!?
よりによって、この夏一番のお気に入りで、ほとんどこれしか履こうとしなかったのにぃ~
どうせこれしか履いてくれないだろうから、と一足しか持ってこなかったのだ!
幸い今回は台北一の目抜き通り、南京東路に泊まってるから、慌ててすぐにまた15㎏を抱っこし三越へ猛ダッシュ。
なんとか新しい靴をゲットしたものの、なんとなく情けなくて、寂しい・・・
キックボードしたり、
抱っこするといつもこっちのズボンに土埃やごみが付きまくったり、
ブランド物でもなんでもない安物のサンダルだけど、2歳の一夏の思い出が詰まっていて、永久保存版にしたいぐらいだった。
こういった形で異国の町に置き忘れてしまうなんて・・・
ところが!
しょんぼりとホテルに帰ってくると、なんと、フロントから出てきた!
「遠くまで行っていたから時間がかかったけど」、そういって運転士さんが届けてくれたらしい。
しかも、お名前すら残さずに・・・
せめてガソリン代ぐらい渡したかったのに。
感動のあまり涙が出そうになった。
こうした、演出されたものではない暖かい心こそが、真のおもてなしだと思う。
台湾の人々は、これだからまた来ようと思わせるのだ。
一方で、ちょっと残念だったこともある。
日本の(少なくとも汐留店)は、正直ひどいレベルだけど、台湾に来たら食べずには帰れないのが、やっぱりこれ!
世界中の名だたる大都市でチェーン店を展開する小籠包専門のレストラン、鼎泰豊。
本場は数年ぶりとあって、気合を入れて忠孝東路までタクシーで乗り付けたのに、看板だけ残っていて、お店はなかった!
聞けば、ちょうど数日前に新しいSOGOの地下に引っ越していて、HP上にもお知らせが出てないとか。
これは言葉の通じない外国人観光客なんか困ったことでしょうね。
楽しみにしてきた分だけ、落胆している姿が目に浮かぶ。
そういうユルいところがあるんだよね、アジアの国々は。
というか、日本以外のほぼ世界中の国は大体こんなもんだけどね。
それから、日本人赴任者や出張組のたまり場となっている、レストラン「梅子」。
最終日に食べに行ったら、味は相変わらず美味しかったが、サービスの質がかなり落ちたような気がした。
近々台北にお越しの方はこの二点、どうぞご注意ください。
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