智に働けば角が立つ。
例の撮影許可にまつわるコーディネーション業務、取り掛かってから案の定、先方の責任者の不在やコールバック待ちに条件交渉と繰り返したあげく、三軒目にしてようやく目的を達成するまで、実に三日かかってしまった。
その間も常にSkypeで「クライアント」に状況報告をしながら代替えを提案したり、判断を促したり、合意を導いてきた。
トータルで正味1.5時間ぐらいだったかな。
でも、想定した請求額の分にぴったりの働きに、我ながら大満足だった(笑)
しかも、撮影当日のきょう、わざわざ現場に出向いて諸々フォローするというサービスぶりだ。
最終的には表参道のこのビルになりました:
お分かりになるかな。4Fあたりに白いドレスを着たモデルが立っている・・・
テラス席やバルコニーのこの景色が!
ご本人がそうのたまうけれど、この程度なら(失礼)東京でごまんとあるんだけどな・・・と思いながら、そこはアーティストのこだわりというもので。
(オープンエアでメイク中のモデルさん、寒そう・・・)
何はともあれ、緻密にお膳立てして差し上げた甲斐があってすべて順調だったとか。
それなら、サービスを提供する側も、受ける側もハッピー。まさにWinxWinでしょう。
実をいうと、乱暴なリクエストは外国人に限らず、日本人からも度々ある。
○○の国でこんなものを売りたいけど、パートナーを探してほしい、とか。
ネイティブにきちんと伝わるように、カッコいい○○語のネーミングを考えてくれないか、とか。
信頼できる1to1の○○語の先生を紹介してほしい、とか。
枚挙にいとまありません。
知恵も時間も、ネットワークもタダじゃないのに。
いや、どこでも手に入るものじゃないからこそ、絶対的な価値があるのに。
依頼主が親しい友人だったり、かつての上司だったりすると、結構厄介なものである。
こう見えて根がマジメな私は、ついつい応対に悩んだりする。
突き詰めていくと結局、人としてどう生きるか、という根本的な姿勢の問題のような気もするからだ。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい・・・
トラックバック/过期搜索(0)
トラックバック/过期搜索 URL: http://www.chemin-libre.com/mt/mt-tb.cgi/384