人間国宝の生歌

今日はとあるクライアントのご厚意で、坂東玉三郎さんのコンサートにお招き頂く運びとなった。

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歌舞伎には縁のない私でも、さすがによく聞くビッグネームにまず恐れをなしてしまったが、何より貴重なのは、その玉三郎さんの生歌が、それも招待席で聞けるコンサートなんてめったにないもんだから、普通のポップソングやジャズなんか歌ってるときってどんな声なんだろう、と興味津々に出かけた。

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平日の昼下がりの日生劇場で、勤め人とみられるスーツ姿の招待客もちらほらいるが、それよりもたおやかなお着物を召した、いかにも、有閑って感じのマダムがやたらと目立つ。

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芸術の世界はいつの時代だって、パトロンがいなければ成り立たないものだもんな~と、「アート」と「マネー」の不可思議な関係を、改めて実感する場面となった。

それはさておき、玉三郎さんの歌声。

歌舞伎役者の面影が色濃く残りながら、ソフトかつストイックで、なかなか魅力的なものでした。

終演後さっそくググってみると、意外と梨園の出ではなく、幼少期に病気を患っていたことや、趣味がダイビングでバレエの心得もあることなど、いろいろと異色なご経歴がわかった。

なるほどジャンルを超えて世界的に称賛を受ける存在である。

しかし一生女形として生きるってどんな感じなんだろう、と、ショービズに身を置く人間国宝ではなく、人間玉三郎そのものに興味を抱かずにはいられない・・・

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