グローバライゼーションかナショナリズムか
二日目のきょうは、まず南蘇州路のこちらのオフィス。
オーナーはご夫婦、旦那様がインテリアデザイナーで、奥様がなんと、フランス国家認定の建築士。
会うや否や挨拶もそこそこに、実は社名が二人の名前から一文字ずつ取ったんだ、と自慢げに語りだした徐さんは、フランス人の奥様のことがだ~い好きのよう(笑)
7歳と4歳のお子さんがいるとは思えないほどのアツアツぶりで、インタビューの間中も私の目の前で見つめ合いながら話す様子は、もはやフランス人のカップルそのもの。
それにしても、世界で最も美しい言語と称されるフランス語と中国語の協奏を、2時間半たっぷり聞かされる、濃密なインタビューでした。
午後は、デザイナーアフェアーズグループの中国代表のリダンさん。若手の男性アシスタントを従えて颯爽と登場。
余談で一つ興味深い話が出てきたのは、中国の英語教育について。
ご存じ、近年ますます学歴社会の傾向を強める中国。
中でも特に英語教育に対する国民の過熱ぶりが取りざたされていて、英語を高校入試の科目から外すべきだという過激な論調すら出てくるほど、英語人口が急速に増えており、母国語である中国語がないがしろにされている現実があるという。
このままでは、言語だけでなく伝統文化が失われかねないという懸念の声が上がっているのだ。
どこの国も、グローバライゼーションとナショナリズムの狭間で揺れる時代なのね・・・
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