Not again!

懸念していた通り、昨今の政治情勢のおかげで来日予定の研修や交流活動が何本もストップし、しばらく本来の動きとは別に、各方面への連絡・釈明に追われた。

そのうちの一つ、以前ブログでも紹介した、美容関連のセミナー(→http://www.chemin-libre.com/blog/2012/04/post-70.html)も、現地担当者がギリギリまで奮闘した甲斐もなく実施直前にやむなく渡航中止との連絡が来て、その際、広州市旅行局の通達が添付されていた。

于做好近期_日旅游工作的指引.jpg

これを読む限り、事態の緊迫度合は伝わるものの、至って客観的で冷静な指示・指導がなされているようには感じるのだが・・・

キャンセルを受けて、カリスマ美容師の伊東先生は「致し方ない」としたうえで、このようなコメントを寄せている:

「地球は誰のものでもないのに」

本質は、この一言に尽きるのではないかと思う。

二年前の同じ時期にもブログで述べましたが、私の周りでは、つまり本当に二つの国を深く知って、深く愛している人たちに、感想を聞いても、みんなが口をそろえて言うのはただ一言:

うんざりだ。

またか、と。

今更どっちがどうと政治的な意見を戦わせている暇があったら、私たちは双方にとって有益なことを考えたい。

尖閣諸島の領有権が認められたからといって、今生きている国民のひとり一人にいったい、何のメリットがあるというのだろうか。

政冷経熱と誰もが認めるいびつな日中関係だが、このままでは、経済までもがいずれ冷却を招くこと必至と感じている。

そして中国という巨大市場を失った時に、「国家観」だなんだと騒いできたような人たちに、その責任をどう取るつもりなのか聞いてみたいものだ。

前出の現地担当者からのお詫びのメールは、以下のように締めくくっている:

Let's preach for a peaceful world and a better tomorrow.

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