この日、忘れない

2011年3月11日、日本に住む多くの人々にとって人生で忘れられない日になったと思う。


私事だが、何の因果か、離れ離れに暮らして8年間会っていなかった父親と、午後一に再会していた。

世田谷の自宅近く、二人で話をしながら高速の下を歩いていたら、いまだかつて経験したことのない激しい揺れを感じ、立っていられないほどだった。慌てて帰宅してみたところ、家はたいした損害のないことがわかって一安心。だが、その後一晩中TVのニュース画面から、どんどん広がっていく被害の状況がひしひしと伝わり、家や家族を失った被災者たちの様子を見ていると、涙が止まらなかった。


亡くなった方々へのご冥福をお祈りし、被災された皆さん、そのご家族の方々に対して、心からお見舞い申し上げます。

我が家にも、世界中の友人知人からお見舞いのメールが届き、人の温かさが身にしみている。


一方、これだけの天災を前に変わらぬ冷静で秩序だった人々の行動が、中国はじめ、各国のマスコミでポジティブに評価され、改めて日本という国の民度の高さを世界に向けてアピールすることになった。「皮肉にもこの震災後の様子が、どんなプロモーションビデオよりも国としての最高のPRとなったのでは」、と報じている中国メディアさえある。


そんな日本を、すべての日本人が心から誇りに思っていいと思う。


私も、ますますこの国を、愛おしく思う。そして、目の前にある幸せを、大切に、大切にしたい。
そして、一日も早く、傷ついたすべての人が、力を合わせて立ち直ることを、切に願っている。

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