昨年7月の個人ビザ解禁に伴って急激に増え始めた中国人観光客。とかく旅行カテゴリーにおいて、インバウンドビジネスにまだまだ弱い日本人は、ホテル、旅
館などの宿泊施設からレストランやバーなどの外食産業まで受け入れの体制が整っておらず、大慌て対応を急ぐ一方で、来日観光の団体ツアーからすでに一部不
満の声が出始めているのはご存知でしょうか。
なぜなら、本来優れたおもてなしとホスピタリティで知られる日本人が、お客様とうまくコミュニケーションが取れなかったり、相手の求めるものすらわからなかったりと、まさに黎明期の様相を呈しているからです。
こ
の7月からビザの緩和により、いよいよ中間層といわれる3-4億人まで加わった巨大な中国人旅行予備軍にとって、日本に行ったというだけで自慢になるよう
な時代は、終焉を迎えつつあります。ほかでは受けられない、かゆいところに手が届くような上質なサービスで競合他社と差別化を図り、リピートを増やしてい
かない限り、本当の富裕層から足が途絶える日がもうすぐそこ!
目先の売上確保よりも、一時的なブームに終わらせることなく中長期的な成長を遂げるために、優良顧客を囲い込む準備を、一刻も早く始めましょう。